今日は、近くの「川の交流広場」の朝市に行って来ました。
海の幸(わたりがに、はまぐり、太刀魚、キス)等や
畑の幸(からいも、なす、かぼちゃ、みかん、なし、おぐら、
れんこん)等が、てんこもり。
ソフトボールより一回り大きい「梨」4個入り1000円を買いました。
ここ2〜3日は「梨」のデザートですたい。
今日は、ですな 畑 繋がりで、また民話を紹介すっですね。
始まり、はじまり。
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またまた、彦一とキツネの話ですたい。
彦一は、いつもんごて、自分の畑に出かけらしたったい。
畑に着いて見ると、
わぁー、てビックリさした。
なーんと!
畑のあっちこっちに
いっぴゃ「石ころ」ば入れてあったげな。
このイタズラは、キツネが何回も騙されるんもんだけん。
夜のうちに、仲間を集めち、困らしゅうて思うて、
「石ころ」ば、投げ込んだったい。
キツネは、彦一が困る顔ば見ろうと思うち
木陰から見とったげな。
◆そこに、彦一がやって来ます。
彦一は、いっとき、石ころのいっぱい入っている畑ば見とってから、
何を思ったか
「ばんざい」
「ばんざい」
「ばんざい」て言うて、
飛び上ったり、走り回ったりして喜ばしたったい。
キツネは、なんでだろうと、首をかしげていると。
彦一が、ふとか声で、おめきだした。
「こるが、馬の糞や牛の糞だったら、困ったばってん」
「石ころで良かった」て言うち、
そこらじゅうで、走り回って、おめいてされた。
◆もちろん、キツネに聞ゆうごて、おめかしたったい。
しばらくしてから畑仕事は、せんで
「 今年は 豊作、豊作 」
「 万歳、 万歳 万歳 」て言いながら
家に帰えってしまわした。
キツネは彦一が悲しむて思とったばってん、
喜んで帰って行ったもんだけん、
「こりゃいかん、こりゃいかん」て言うち、
間違ごうて、しもうた 間違ごうて、しもうた と
ぶつぶつ言いながらまた、急いで仲間ば集めて一晩かけて、
「石ころ」ば出して、しもうたってたい。
そして、彦一が、おめきよった、
「馬の糞、牛の糞」と入れ代えたそうな。
明くる日の朝になって、彦一は、何時ものように畑に
出かけて行かした。
行って見らすと、こんどは
「馬の糞、牛の糞」が畑にいっぴゃ入っとる。
それば見て彦一は 頭ば、かかえち、
「困った」
「困った」
「困った」て言うち
しゃがみこんで、しまわしたったい。
キツネは、そるば見て
「やった、やった、やったー」
「彦一ば やっつけた、やっつけたー」て言いながら、
喜んでねぐらに、帰って行ったげな。
彦一は、暗く困った顔ばしながら、
毎日、毎日、畑に行って耕しておらしたげな。
そして、ですな。
収穫時期になったたい。
なんと!
なーんと!
なーーんと!
彦一の畑は、村一番の「大豊作」だったそうな。
当たり前ですたい、「馬の糞、牛の糞」が肥料になったったい。
◆彦一の方が、一枚も二枚も上手ですたい。
キツネには、困ってみせて、
自分は「豊作」ば、勝ちとらしたつですたい。
彦一は、頭の良かなー。
世の中を、こぎゃんふうに送らるっと
良かですな。
あーたも、こぎゃん頓知ば、使ってみて、はいよ。
んなら、こん話は、こっで、しみゃです。
また、遊びに来て、はいよ。
熊本弁講座
1.いっぴゃ …たくさん
2.こるが …これが
3.おめかした …叫んだ
4.こぎゃんふう …このように
5.ふとか声 …大きい声
6.いつもんごて …いつものように
7.せんで …しなくて


