2008年10月05日

民話「彦一とキツネ」第三弾。

こんにちは!しゅんじぃです。

今日は、近くの「川の交流広場」の朝市に行って来ました。


海の幸
(わたりがに、はまぐり、太刀魚、キス)等や
畑の幸(からいも、なす、かぼちゃ、みかん、なし、おぐら、
    れんこん)等が、てんこもり。

ソフトボールより一回り大きい「梨」4個入り1000円を買いました。
ここ2〜3日は「梨」のデザートですたい。

今日は、ですな 畑 繋がりで、また民話を紹介すっですね。

始まり、はじまり。
人気ブログランキングへ
またまた、彦一とキツネの話ですたい。

彦一は、いつもんごて、自分の畑に出かけらしたったい。

畑に着いて見ると、

わぁー、てビックリさした。

なーんと!

畑のあっちこっちに

いっぴゃ「石ころ」ば入れてあったげな。


このイタズラは、キツネが何回も騙されるんもんだけん。

夜のうちに、仲間を集めち、困らしゅうて思うて、

「石ころ」ば、投げ込んだったい。

キツネは、彦一が困る顔ば見ろうと思うち
木陰から見とったげな。

◆そこに、彦一がやって来ます。

彦一は、いっとき、石ころのいっぱい入っている畑ば見とってから、

何を思ったか

「ばんざい」

「ばんざい」

「ばんざい」て言うて、

飛び上ったり、走り回ったりして喜ばしたったい。

キツネは、なんでだろうと、首をかしげていると。

彦一が、ふとか声で、おめきだした。

「こるが、馬の糞や牛の糞だったら、困ったばってん」

「石ころで良かった」て言うち、

そこらじゅうで、走り回って、おめいてされた。

◆もちろん、キツネに聞ゆうごて、おめかしたったい。

 しばらくしてから畑仕事は、せんで

「 今年は 豊作、豊作 」

「 万歳、 万歳  万歳 」て言いながら

家に帰えってしまわした。

キツネは彦一が悲しむて思とったばってん、
喜んで帰って行ったもんだけん、

「こりゃいかん、こりゃいかん」て言うち、

間違ごうて、しもうた 間違ごうて、しもうた と
ぶつぶつ言いながらまた、急いで仲間ば集めて一晩かけて、
「石ころ」ば出して、しもうたってたい。

そして、彦一が、おめきよった、

「馬の糞、牛の糞」と入れ代えたそうな。

明くる日の朝になって、彦一は、何時ものように畑に
出かけて行かした。

行って見らすと、こんどは

「馬の糞、牛の糞」が畑にいっぴゃ入っとる。

それば見て彦一は 頭ば、かかえち、

「困った」

「困った」

「困った」て言うち

しゃがみこんで、しまわしたったい。

キツネは、そるば見て

「やった、やった、やったー」

「彦一ば やっつけた、やっつけたー」て言いながら、

喜んでねぐらに、帰って行ったげな。


彦一は、暗く困った顔ばしながら、

毎日、毎日、畑に行って耕しておらしたげな。

そして、ですな。

収穫時期になったたい。


なんと!



なーんと!



なーーんと!


彦一の畑は、村一番の「大豊作」だったそうな。

当たり前ですたい、「馬の糞、牛の糞」が肥料になったったい。


◆彦一の方が、一枚も二枚も上手ですたい。

 キツネには、困ってみせて、

 自分は「豊作」ば、勝ちとらしたつですたい。


彦一は、頭の良かなー。

世の中を、こぎゃんふうに送らるっと
良かですな。

あーたも、こぎゃん頓知ば、使ってみて、はいよ。


んなら、こん話は、こっで、しみゃです。

また、遊びに来て、はいよ。


熊本弁講座
1.いっぴゃ   …たくさん
2.こるが    …これが
3.おめかした  …叫んだ
4.こぎゃんふう …このように
5.ふとか声   …大きい声
6.いつもんごて …いつものように
7.せんで    …しなくて

posted by しゅんじぃ at 17:25 | 民話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする